やーのこと

タイトルは某🍏からきてます。自分が読み返せるものであれば。

カジノ初心者はどのように食い繋いでいったのか

 

こんばんは。

新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が出ている今、皆さんはどう過ごされているでしょうか。

最近は新型コロナウイルスの話題で海外のニュースをよく耳にしますね。それで思い出したので今筆を取っています。よければ。(要は暇だった)

 

 

 

 

 

ミスター先送りの回ミスター先送り - やーのことでも言ったように、僕は2年前まで1年弱ほどイギリスにいました。

学生ビザでイギリスに滞在していたので、お金を稼ぐことができず、渡英前に自分で貯めたお金と親からの仕送りで生きる日々です。

 

しかしイギリス、物価が高い。

サッカー留学だったので、外人に負けないための身体作りもし始めていました。ジムと契約。1日3杯のプロテイン

そのせいか、途中からは当初貰っていた仕送りよりも少し多く貰うようになりましたが、それでもお金が足りないようになりました。

 

しかし、学生ビザなので基本的にアルバイトはできません。

厳密に言えば、ギリギリできるにはできるらしいんですが、色々と日本側で親に頼まなければならず、めんどくさいしお金がかかる。そもそもイギリスに行ってからこんなにお金が足りなくなると思っていなかった。

 

でもこの前親に頼んで仕送り増やしてもらったし、さすがに頼みにくい……

でもご飯はいっぱい食べたい、ひもじい……

 

 

 

そんな時(宣伝しているわけではありません)。

 

 

語学学校の韓国人「昼飯いこうぜブラザー」

ぼく「ムリノオカネナイノ」

韓国人「おいおい冗談だろ?10ポンドもあればパスタが食えるじゃねーか」

ぼく「財布15ポンドノ(高えわバカ)」

※当時1ポンド150〜170円ちょい

 

 

韓国人「じゃあカジノいこうぜ、一緒に稼いでやるよ」

 

ぼく「カ ジ ノ!!!!!????」

 

 

そうか!!!!

カジノがあった!!!!

(宣伝しているわけではありません)

 

 

 

 

当時僕が通っていた語学学校はロンドンの中心街にあり、そこには当然カジノも多く存在していました。

毎朝前を通って通っていたのに今まで気づかなかったとは。


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そしてその時から通い始めたのがここ。

「HIPPODROME CASINO」です。

ずーっとひっぽどろーむって呼んでいましたが正式名称はわかりません。いやたぶん読み方は合ってるけど。

中心街なので他にもカジノは色々ありましたが、一番規模が大きく一番通ったのがここのカジノでした。

 

 

その時まで僕はあまりギャンブルはせず、なんならやばいもんだと思っていました。パチンコスロット競馬賭博などやったことはありませんでしたが、それでも何だかワルになった気がして少しワクワクしながら入ったのを覚えています。(麻雀はできる)

 

なにしろ日本では経験できないことですからね。捕まってしまいます。(詳しいことは下のリンクを見てください)

カジノ法案の疑問「なぜ違法だったの?」 | カジペディア

 

 

入口では屈強なガードマンがおり、パスポートもしくは自分のBRPカード(身分証明用のカード)を提示しなければ中に入れません。

中に入るとすぐにクローク(荷物置き場)があり、鞄やコートなどを預かってくれます。

財布やスマホを持って、いざ。


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↑HPの写真です。こんな感じでした

 

オメー肝心な中の写真撮ってねーんかと思われそうですが。

基本的にカジノ内ではスマートフォンは使用禁止です。それはなぜか。

イカサマにスマホを使用する人がいるからです。

ディーラーの前でたとえ時間を見るためだけでも、スマホを見るとそのゲームの卓から退席させられます。

なので、カジノの中の写真は基本的に撮ることはできません。他の国は知りませんが僕が行ったところはそんな感じでした。

なので自分で撮れたのは入口の写真と、中のお店の食べ物だけです😞😞

 





 

 

 

話を戻して。

このHIPPODROME CASINO、ロンドンにあるカジノの中でもかなり大きい部類のカジノらしく、中ではお酒やドリンクを飲みながらゲームをすることができます。

バニーガール(ガチの)がメニューを持って歩いており、ドリンクを頼むとゲームをしている卓まで持ってきてくれます。なんという非日常。

 

そんな雰囲気の中で様々なゲームをプレイするわけですが、基本的に僕は以下のゲームで闘っていました。

 

 

  1. ブラックジャック
  2. ルーレット
  3. バカラ

 

ひとつずつ簡単に説明していきます。

 

 

 

 

自分の手札のカードの合計で21を目指して、ディーラーとどちらが21に近いかを競うゲームです。

カジノによっても異なりますが、HIPPODROMEでは最低10ポンドから賭けることができました(確か)。

 


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(スマホゲームのブラックジャックの画面です)

ブラックジャックの面白さとして、

今持っている自分の手札の数字の合計(写真の手前の11)とディーラーの手札の数字の合計(奥の10)を見比べて、自分の合計が21になるのを目指してもう一枚手札を引く(ヒット)か、この数字で勝負するか(スタンド)を自分で選ぶことができる、という点が挙げられます。

プレイヤーは21を目指してカードを引くか引かないかを選ぶんですが、カードの合計が21を越えた時点でその瞬間自分の負けが決まる、というルールに加え。

自分が勝負するかどうかはプレイヤー自身で決められるんですが、ディーラー側は自分の手札が17以上になるまでカードを引かなければならない、というルールがあります。

 

つまり、ブラックジャックは運の要素も多々ありますが、判断や駆け引きで勝率を上げることができるゲーム、であると僕は思っています。

これらが基本的なルールです。

 

 

 

その他の詳しいルールはめんどくさいので省きますが、

勝ったらチップが2倍もらえ、負けたら2倍失う"ダブルダウン"、

手数が増やせるがリスクも増える"スプリット"、

配られた1回目の手札で数字が21になる(このことをブラックジャックと言います)確率に賭ける"ジャックポッド"

これらのルールも駆使してお金を増やしていきます。

 

 

個人的な思い出を言えば、毎回試合の勝利給の30ポンドを持ってカジノに向かい、着いてからまず最初に行うゲームがブラックジャックでした。

ブラックジャックで30→100ポンドに増やし、ルーレットで勝負するというが一連の流れです(その理由はルーレットの時に)。

ルーレットにはそんなに時間はかからないんですが、ブラックジャックにはどうしても初期費用が30ポンドと少ないので時間がかかります。

その為、ずーっと座っているとこちらと喋ってくれるような陽気なブラックジャックのディーラーとは仲良くなり、色んなコツを教えてくれたり、英語のリスニング、スピーキングの勉強になったりしました。そういう楽しみ方もアリなのかもしれませんね。

 

 

 

 

  • ルーレット

カジノの代名詞とも言えるゲームです。


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丸い盤上の上に白いボールを走らせ、回ったボールが最終的に賭けた数字の場所に落ちていればチップが貰える、というゲームです。

基本的にはボールが落ちる数字を当てますが、落ちる数字の色、場所にもまた賭けることができます。お金をルーレット用のチップに変換してから賭けることが多いです。

ブラックジャックと異なる点としては、vsディーラーではないことと完全に運ゲーである、ということが挙げられるでしょうか。

HIPPODROMEでは最小チップ1枚(2ポンド)から賭けることができましたが、賭ける場合によっては10ポンドからしか賭けられないこともあります。それについてもこの後説明します。



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(ネット上のルーレットゲームの画面です)

 

ルーレットは赤、黒と交互に分けられた色の数字が12個×3つのゾーン、計36の数字に0を足した37個の数字に賭けることができます。

しかし、数字の賭け方にも色々な種類があるんです。図を使って説明していきます。


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(クソ適当な図)

 

基本的な数字への賭け方は3種類です。赤のパターン、青のパターン、緑のパターンのチップの賭け方があります。

実際に赤、青、緑のチップがあるというわけではなく、ここのチップの場所にいくらかのお金を賭けた時、という意味です。

 

 

①赤のパターン

2の数字のマスに赤のチップが置いてあります。

この場合、ルーレットで2が当たったとすると、赤のチップの位置に置いたチップが36倍になって帰ってきます。

(赤のチップの位置に2ポンドのチップを置いていた場合、2×36=72ポンドが貰える)

 

 

②青のパターン

4と7のマスの間に青のチップが置いてあります。

この場合、4または7がルーレットで当たった時、青のチップの位置に置いたチップが18倍になって帰ってきます。

(青のチップの位置に2ポンドのチップを置いていた場合、2×18=36ポンドが貰える)

 

 

③緑のパターン

8,9,11,12の4つのマスの真ん中に緑のチップが置いてあります。

この場合、8,9,11,12がルーレットで当たった時、緑のチップの位置に置いたチップが9倍になって帰ってきます。

(もうわかるよね?)

 

 

 

このように、賭けるチップをどの位置に置くかによって帰ってくるチップの倍率が変わります。

本当は6つの数字に賭ける6点賭けや3点賭けなどまだまだ賭け方はあるんですが、基本的にはこれらの3つの賭け方で行っていました。

 

36倍や18倍の配当など、ブラックジャックと比べてすごい見返りがデカくてロマンですよね。

 

自分がチップを置いていない数字に当たった場合、その他のチップは全て回収されます。

となると、ある程度の量のチップを適当に来そうだなーと思う数字にバラまく、というのが主な戦術です。

しかしその戦術は、ある程度のチップがないと一回自分の予想していなかったマスに当たれば全てを失うということでもあります。

1,3,4,5,7,8,10…と適当に賭けた時に2が当たった時の絶望感たるやもう。

当たればハッピー、外れれば絶望。

これが、僕が絶対にブラックジャックで100ポンド以上に増やしてからルーレットに臨んでいた理由です。その通り、ビビってただけです。

 

 

 

その他にも、


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  • 1st 12 2nd12 3rd12のマス

→1-12, 13-24, 25-36のどの範囲の数字に当たるかを当てる。当たればチップ3倍

 

  • 1-18,19-36のマス

→1-18か19-36のどちらの範囲の数字に来るかを当てる。当たればチップ2倍

 

  • Odd,Evenのマス

→当たった数字が奇数(Odd)か偶数(Even)を当てる。当たればチップ2倍

 

  • 赤、黒色のマス

→赤の数字が当たるのか、黒の数字が当たるのかを当てる。当たればチップ2倍

 

  • 2:1と書かれているマス

→上・中・下どの列の数字が当たるのかを当てる。当たればチップ3倍

 

などの賭け方があります。この辺が10ポンドからしか賭けられませんでした。

カジノによってチップ倍率、賭け方の制限など多少の違いはありますが、ざっとこんな感じです。

 

 



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バカラに関してはブラックジャックの席が空いていない時や暇潰しにしていたので、正直ルールについてはあまり詳しくありません。笑

 

バカラの一味違うところはブラックジャックのように、

プレイヤーvsディーラー

ではなく、

プレイヤーとディーラーのどちらが勝つかを当てるゲーム、という点です。

画像にもある通りPLAYER(が勝つことに賭ける)、TIE(引き分けることに賭ける)、BANKER(ディーラーが勝つことに賭ける)の3つのマスがあります。

 

ルールはカードの合計数の1の位の数字が高い方が勝ち、というものです。

10〜Kの絵柄を含むカードを0としてカウントします。

たったこれだけ覚えれば、もうバカラを楽しむことができます(ほんとはもっと詳しいルールがある)

 

画像で言うなら、

プレイヤー側はA(1点)+J(0点)+9(9点)=10点。

10の1の位は0→0ポイント

ディーラー側はA(1点)+A(1点)+A(1点)=3点。

1の位は3→3ポイント

なのでディーラー側の勝ちです。もしBANKERに賭けていればチップを貰うことができます。

 

チップの配当、カードを引く枚数などの詳しいルールについてはこちらを参照してもらえればいいかなと思います。↓(説明に疲れた)

バカラ - カジノの王様

 

 

 

 

 

これでゲームの話は終わりです。

 

HIPPODROMEの話に戻すと、僕は基本的にHIPPODROME CASINOのB1,1,2階にいました。(もっと上があったけど何があったか覚えてない)

 

1階にはクローク、ゲーム、換金所、ショップなどがありました。

ゲームも上に挙げたもの以外にもたくさんあり、ポーカー、オンラインカジノ、スロットなどなど、バリエーション豊富なので1階には人がたくさんいます。

ブラックジャックは人気がありいつも1つの卓に何人ものプレイヤーが集まり、席が空いていない時もあります。ルーレットはただ周りに立っていればいいだけですが。

バカラは夜中には人が集まるイメージですかね。昼間はそんなに人は集まっていません。

 

ちょっと怖めの階段を下ってB1に降りると、ゲーム、バーなどがあり、さらにダンサーの女性が様々な衣装を着てポールダンスをしてくれます。

暗い階段を降りた先にあるスペースなので、秘密のアジト感、やべえ奴らの集まり感がすごくて非常に厨二心くすぐられる階でもあります。

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(写真はイメージですが、本当にこんな感じでした)

 

 

2階にもバー、ステーキハウスなどがありました。カジノの中にステーキハウスがあるので、ゲームで稼いだお金でそのままステーキをたらふく食べる、という方も多いです。

2階のバーで、サッカーのリーグで当時無敗で優勝街道まっしぐらだったチームが負けた時にはもうみんなお祭り騒ぎでした。知らないおっさんとやんややんやしてた記憶があります。

 

また、「帰国前に100ポンドを300に増やして高級寿司を食べに行こう」と思い立って最後にHIPPODROMEに来た時、見事に爆死した僕に友達が2階のステーキハウスで400gくらい?のステーキを奢ってくれました。これがまためちゃくちゃうまい。なぜかしょっぱい味がしましたが。

当時の僕のインスタのストーリーをスクショしました。下手な字なのがより哀愁を引き立ててますかね。
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最後に1つ付け加えると、ここまでずっとカジノの話をしてきましたが、日本では一応現在カジノは存在しないことになっています。

 

しかし、"アミューズメントカジノ"なるものが日本には存在します。

じゃあアミューズメントカジノとカジノってどう違うの?ってことなんですが。

 

普通のカジノの流れはこうです。

現金をチップに変換

→ゲームをプレイ

→換金・景品とチップを交換

 

これに対してアミューズメントカジノは、

現金をチップに変換

→ゲームをプレイ

のみとなっています。

 

 

つまり、ゲームに勝って貯めたチップを現金に変えることが出来ません。これは違法ではないんです。

 

ゲームセンターのメダルゲームをイメージしてもらえればわかりやすいかもしれません。

勝ち続けてメダルを貯めて受付に預け、次回また来た時にメダルを引き出して遊ぶ。当然メダルが無くなるまで遊ぶことができます。

アミューズメントカジノも同じく、店内で貯めたチップは受付に預けることができ、次回来店時にまた引き出して遊ぶ、という楽しみ方をします。

 

 

 

とはいえ、遊ぶゲームやディーラー、雰囲気などは本物のカジノのそれなのでとても楽しめます。

一度だけ友達と六本木のアミューズメントカジノに行きましたが、店員の方のルール説明もとても解りやすく、ディーラーの方や周りのお客さんととても楽しくゲームができました。

ちなみに、その時は500チップ→3000くらいまでいけました。ここが本物のカジノであったらとめちゃくちゃ微妙な気持ちになりましたが。

そこの店ではディーラーは基本バイトの方で、カードのシャッフルなどちゃんと練習するそうです。カードがシャッフルできるだけでなんだかオトナでかっちょいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はこんな感じです。

だいぶ適当に下手くそな説明が続きましたが、気になったら自分で調べてみたり、スマホゲームをインストールするとちょっと楽しいかもしれません。

今は外にあんまり出れない時期なので、こういう多少な非日常の部分も調べたり見たりするだけならいいかもしれませんね。でも日本ではだめですよ。🙅

海外に行った時はぜひ一度行ってみてください、良い経験になると思います。

でも、自分で遊ぶ金額はしっかり決めておいてくださいね。やりすぎは禁物です。👋

 



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今回乃木坂の"の"の字もねえ!!!!!